シャッターを半押ししているのに、全然ピントが合わない…
ずっとぼやけたままになってしまう。
いざ写真を撮ろうとした時に、なぜかピントが合わない。そんなことはないですか?
初心者のうちは、案外そんなところでつまずいたりするものです。
今後、ピントが合わないことで悩まないように、
以下の説明を読んでしっかり理解してもらったら良いかなと思います。
・ピントが合わない理由
・最短撮影距離とは
・最短撮影距離の確認方法
・ワーキングディスタンスとは
ピントが合わない理由
では、ピントが合わない理由です。
レンズの最短撮影距離より近い距離で撮影しているからかもしれません。
レンズの最短撮影距離を確認しましょう!
最短撮影距離
レンズには、それぞれ最短撮影距離というのがあります。
最短撮影距離を知らずにレンズを買うと、理想の写真が撮れない可能性があります。
実際に僕も最短撮影距離を知らずに、猫カフェで写真を撮ろうとした時に思い知らされました…
いざ猫をカメラで写真を撮ろうとしたら、
ぴ、ピントが合わない…^^;
ということがあり、落ち着いて考えてみたら、このレンズ最短撮影距離「50cm」だったことに気がつきました。
猫を至近距離で撮ることができませんでした。
上の写真は実際にその時に撮った写真で、ピントが合うギリギリまで近寄ってこれです。
最短撮影距離の確認方法
先ほど説明しましたが、「距離基準マーク」というものがボディにあります!
こんなやつです!(左の方にあるφみたいなマーク)
最短撮影距離に表記されている距離はここからの距離のことです!
ちなみに、この距離基準マークが示しているのは、センサーの位置です。
レンズの先端からの距離ではありません!
よく間違えてる人が多いので、気をつけましょう!
次に、レンズは基本的にレンズに印字されていることが多いので印字内容を確認しましょう。
これが実際に、猫カフェに持っていった忌まわしきレンズですが・・・
レンズに「0.50m」と印字がありますね!これが最短撮影距離です。
先ほどの「φ」のマークから「0.5m」の以上離れないとピントが合いませんよ、という意味になります。
レンズによっては、「∞~0.28m/0.92ft」などと表記がありますが、これも意味は一緒です。
このように、レンズごとに最短撮影距離が変わります。
何かを撮影する時、特に近付いて写真を撮る時は事前に確認しておきましょう!
ズームレンズであれば、最悪何とかなるけど単焦点は致命的…
ズームレンズは注意が必要
ズームレンズの場合、「W:0.2m/0.66ft-∞」「T:0.34m/1.12ft-∞」のような印字があることがあります。
その場合、Wから始まるのが広角での最短撮影距離になります。
逆にTから始まるのが望遠での最短撮影距離です。
ズームすると最短撮影距離が変わって、同じ位置から撮影していてもピントが合わなくなるので注意です!
ワーキングディスタンス
最短撮影距離に似た言葉に「ワーキングディスタンス」という言葉があります。
ワーキングディスタンスが長いと、寄りすぎて被写体にレンズがぶつかる心配がないなどのメリットがあります。
他にも、レンズの影が映らない・レンズと被写体の間にレフ板を入れられるなどのメリットもあります。
ワーキングディスタンスは、マクロ撮影など接写するときに必要な知識になるので覚えておきましょう!
まとめ
今回は、それぞれのレンズが持つ最短撮影距離について、以下3つご説明しました。
- 最短撮影距離とは、被写体にピントを合わせることができる最短の撮影距離のこと。
- 最短撮影距離は、φマークからの距離(レンズの先端ではない!)
- レンズに最短撮影距離は印字されていることが多い
- ズームレンズは最短撮影距離が画角によって変わることがある
- ワーキングディスタンスはレンズ先端から被写体との距離
意外と知らない人も多く、ピントが全く合わなくて焦ってしまいます。
しいレンズを買った時や、撮影の前日には最短撮影距離をしっかりと確認するようにしましょう!
新しいレンズ選びの時にも非常に大事な知識になりますので、しっかりと理解しておきましょう!
そんじゃまた!
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