【一眼レフ】マニュアル撮影の3つのメリット

悩む人

マニュアル設定って何?どうやって写真撮るの。

ゆーたそ

何やら難しそうなモードですよね

今回は、マニュアルモードとはという初歩から設定のコツなどを紹介したいと思います。

この記事を読めば、マニュアル撮影で思い通りの明るさの写真を撮ることができるようになります。
自分で全ての設定をすることで、細やかな表現で思い通りの写真を撮れるようになります。

この記事を読むとこんなことが分かります

・マニュアルモードとは
・マニュアル撮影のメリット3つ

それでは解説していきましょう!

目次

一眼レフのマニュアルモードとは

マニュアルモードは、全ての設定を自分の思い通りに設定することができるモードです。

一眼レフカメラには、設定できる数値がいろいろあります。
その数値を全部自分で決めて思い通りに写真を撮りたい時に使うモードです。

設定できる項目

  • F値
  • シャッタースピード
  • ISO感度
ゆーたそ

以上の設定を自分の好きなように設定できます

F値

F値はボケ感を決める数値です。
よりボケて欲しい場合は、小さい数値を設定しましょう。

小さい数値にすればするほど、明るい写真になります。

シャッタースピード

シャッタースピードは、ブレにくさを決める数値です。
動きのある被写体を撮る場合は、速いシャッタースピードが必要になります。

動き回る子供であれば1/500秒など、実際に撮影してみてブレるようなら更に速い値に設定しましょう。

シャッタースピードを速くすればするほど、暗い写真になります。

ゆーたそ

1/100秒より、1/500秒の方が暗くなります

ISO感度

写真の明るさ(画質)を決める数値です。
数値が大きいほど明るい写真になります。

ですが、数値を大きくすると2枚目のようにノイズが発生しザラザラした写真になってしまいます。

ゆーたそ

最小値に設定するのが基本です!

各設定の相互関係

それぞれの設定を変更することで、共通の要素の「写真の明るさ」が変化します!

どの設定を、どう設定すると明るくなるのか・暗くなるのかをまとめた表がこちらです。

設定/光量多い(明るい) 少ない(暗い) 
F値低い高い
シャッタースピード遅い速い
ISO感度高い低い
各設定との関係性

この関係性を知っていると、撮った写真が暗い時にどの設定を変えれば明るく撮れるか分かります。

ゆーたそ

カメラの基礎の基礎になるので絶対に理解しておきましょう

マニュアルモードを使用するメリット

マニュアルを使うメリットは、全ての設定を自分で固定することができることです。

設定を固定できることのメリットは以下の3つです。

  • 明暗差をはっきりさせやすい
  • シャッターチャンスを逃しにくい
  • 測光の影響を受けない

明暗差をはっきりさせやすい

僕が初心者におすすめしているAモードは、F値を固定にする代わりに、シャッタースピードはカメラ任せで撮影するモードです。

そのため、露出補正を±0に設定している限り、カメラは何としてでも明るい写真をカメラが撮ろうとします。

ゆーたそ

F値を絞ると写真の明るさを保つために、どんどんシャッタースピードが遅くなっていく

そうなると、暗く撮りたくても撮ることはできません。
露出をマイナスにすれば撮れますが、細やかな設定設定値以上暗く撮ることはできません。

ゆーたそ

Aモードの暗さ、明るさには限界がある

その点、マニュアル撮影であれば極端な設定まで細やかに設定できるため、イメージ通りの写真を撮ることができます。

シャッターチャンスを逃しにくい

マニュアル撮影は、全て自分で数値を設定するので即座に設定を変更することができます。

例えば、風景写真を明るい設定で撮影していると突然動物がひょっこり出てきたとします。

・Aモードの場合、被写体にカメラを向けながら、シャッタースピードを確認して遅い場合はF値を下げるか・ISO感度を上げるか・露出を下げるかして設定変更する必要があります。

・マニュアル撮影の場合、カメラを下に向けたまま必要なシャッタースピードに変更することができます。

ゆーたそ

圧倒的に、マニュアル撮影の方が設定が早く完了する

この数秒の差かもしれませんが、シャッターチャンスが数秒しかないことなんてザラにあります。
その瞬間を撮影できるか、できないかはめちゃくちゃ重要です。

測光の影響を受けない

測光というのは、カメラが適正露出を決める時に、被写体の明るさを測ることをいいます。

簡単に言うと、写ってる中のどこに合わせて明るさを決めるかということです。
顔で測光すれば、顔は適正な明るさで撮れますが、背景は真っ暗・真っ白になってしまうかもしれません。

ゆーたそ

iPhoneのカメラで画面をタップするとタップした場所にピント合うし、明るさ変わりますよね。それと一緒です!

今説明した通り、測光で明るさを決めると「測光している場所」以外は、暗くなりすぎたり・明るくなりすぎたりします。
そのため、なかなか撮りたい明るさにならないとことがあります。

その点、マニュアル撮影は完全に明るさ(露出)を自分で設定できるので、思い通りの明るさで撮影することができます。

なかなか思い通りの明るさにならないという悩みは一切なくなります。

測光については、以下の記事で詳しく解説していますので興味があれば是非参考にしてみてください。

設定する値を決めるのは難しくない

悩む人

全て設定を自分でするとなると、難しいんじゃないの?

と思われる人も多いと思いますが、最近のカメラには「露出インジケーター」が付いているので簡単に設定できます。

露出インジケーター
露出インジケーター

F値などの設定を変えると、露出インジケーターが左右に動きます。

マイナスになっている場合は暗めの写真、プラスになっている場合は明るめの写真になります。

この露出インジケーターを参考に設定すればいいだけです!

ゆーたそ

基本は±0にしておけばOK

まとめ

今回は、マニュアル撮影について紹介してきました。

僕は、初心者の人にはAモードをおすすめしますが、さらにステップアップしたい人にはマニュアル撮影をおすすめします。
理由は、撮影で表現できる幅が劇的に広がるからです。

もちろん、シャッターチャンスを逃さないためというのもありますが、マニュアル撮影の醍醐味は表現の豊かさにあります。

今まで、カメラに任せていた設定を自分で設定することで、あなたらしい写真・思い通りの写真を撮れるようになります。

最初は、設定など大変かもしれませんが慣れるとマニュアル撮影の方がお手軽です。
F値・シャッタースピード・ISO感度しか設定しなくていいので!

ゆーたそ

次のステップアップとして是非試してみてください!

そんじゃまた!

Profile
大阪でシステムエンジニアをしている初心者カメラマンのゆーたそです!
ScubaDivingで海の生き物を撮ったことをきっかけに、本格的に写真にハマりました。
そして遂にSONYのフォトコンテストで最優秀賞をいただきました。
撮影機材は、SONY α7RVをメインで使っています。
カメラを始めたい・始めてみたけど他のサイトは専門的過ぎて分からない!もっと初心者でも分かりやすく簡単に説明して欲しい。という声に応えるためにこのブログを運営しています。
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