
カメラの設定って具体的に何?
どんなシーンでも良い写真が撮りたい!



最初は設定ってそもそも何のためにあるのか、どんな設定ができるかわからないと思います。
今回は、「3つの設定」「簡単に設定を決める方法」について解説します!
僕もカメラ始めたての頃はよく混乱していました…
この記事を読めば、それぞれの設定を理解できて、思い通りの一眼レフらしい写真を撮れるようになります。
逆に知らないと、スマホでも撮れるような写真ばかり撮ってしまうことになります。



折角カメラを買ったのであれば、絶対に理解しておきましょう!
僕も全力でサポートします。
・F値/シャッタースピード/ISO感度とは?
・3つの設定の関係性は?
・簡単に設定を決められるルール
それでは解説していきましょう!
超重要なF値・シャッタースピード・ISO感度
Autoモードから卒業するために必要な設定の知識は以下の3つです!
- F値:絞り(どれぐらいボカすか)
- SS:シャッタースピード(シャッターを切る速度)
- ISO:ISO感度(カメラが光を感じる感度)



おおおお!
なんか難しそうな単語が続出!



まだ苦手意識を発動するには早い!
ここから誰にでもわかるように解説します。
僕が最初につまずいた点も盛り込みながら説明していきたいと思います。
F値
一眼レフの醍醐味である「ボケ感」を操作できるからです。
ボケを操作できると、写真の表現の幅が一気に広がります。
- F値が小さい= ピントが一部に合いその他は大きくボケる
- F値が小さい= たくさんの光を取り込める(眩しい)
- F値が大きい= 全体的にピントが合う
- F値が大きい= 少ししか光を取り込めない(暗い)


F値はこちらの記事でさらに詳しく説明しています!
>>F値完全理解!ボケと明るさの関係性とは。
シャッタースピード



シャッタースピードが速い・遅いとどうなのかを簡単に説明します。
シャッタースピードが速いメリット
- 動くものをピタッとブレずに撮ることができる
- 手ブレや被写体ブレを防ぐことができる
- 速い連写で撮ることができる
表示されている「1/15」という値がシャッタースピードです。
今の場合、15分の1秒を撮影できるということを意味します。


動くものをピタッとブレずに撮ることができる
1/1000の1秒というと、鳥の羽ばたく羽をブレずに時を止めたように撮ることができるぐらい速いです!
例えばこんな感じ


手ブレや被写体ブレを防ぐことができる


速い連写で撮ることができる
例えば、人がジャンプするシーンや、動き回る動物の撮影では、連写して後でピントが合っている写真を選べます。



動物は、一瞬を逃すと取り返しがつかないので特に連写性能が重要になります。
デメリットについて
シャッタースピードが速いことで1点だけデメリットがあります。
シャッタースピードが速いと、取り込める光が少なくなる
シャッターが開いている間、光を取り込めるので、その時間が短いと取り込める光の量が少なくなります。



後ほど、光の量が写真にどのような影響を与えるのか説明します。
シャッタースピードが遅いメリット
それは、水の流れや光の軌跡といった人間の目では見られない写真が撮れることです。
例えばこんな写真!






非常に幻想的な写真を撮ることができるので、一眼レフ初心者の人にもおすすめです。
>>スローシャッターを使う写真の撮影方法。



スマホとの性能の差を圧倒的に感じる部分です。
ISO感度
光を感じる度合いと言われても分からないと思いますので、簡単に説明します!



ISO感度を高くすると写真が明るくなりますが、できる限り低く設定しましょう。
なぜなら、ISO感度が高いとノイズが発生しザラザラした写真になってしまうからです。
なので、ISO感度は暗くてどうしようもないという時に、仕方なく上げるように意識しましょう。
>>ISO感度をどこよりも分かりやすく解説|設定の目安やノイズについて
2枚目がノイズが発生している例です




以下画面に表示される、「ISO100」という値がISO感度です。


F値やシャッタースピードととても密接に関係します。



では、次にその3つの設定値の関係性について解説します!
F値・SS・ISO感度の関係性


設定/光量 | 多い(明るい) | 少ない(暗い) |
---|---|---|
F値 | 低い | 高い |
シャッタースピード | 遅い | 速い |
ISO感度 | 高い | 低い |
光量を増やすには、F値を低くするか、SSを遅くするか、ISO感度をあげるか・・・
カメラは、光量が多すぎて写真が撮れないことはありませんが、少なすぎると写真は撮れません。



そんないっぱい言われたら混乱する!
という人のために、簡単に設定を決める方法を説明します!
設定を決める簡単な3ステップ
以下の手順で設定すれば、どんなシーンでも綺麗に写真を撮ることができます。
>>【カメラの撮影モード】各モードの違いとは
Aモードで撮影する前提です
- F値を決める
- シャッタースピードを確認する
- ISO感度を調整する



まず、ISO感度は最も小さい数値にしてください!
あなたが撮影したいF値を設定しましょう。
大きくぼかしたければ、F値を小さくなど…
F値を設定した時点で、シャッタースピードが画面上に表示されていると思います。
その数値を確認してください!
1/20とか1/400になっていますか?
シャッタースピードが100以上になるまで、ISO感度を上げましょう!
既に100以上の場合は、何もしなくてOKです。



以上です。これでほぼ自動で設定を決められます。
ですが、この方法は万能ではなく、シャッタースピードを活かした撮影はできません。
あくまで、普通に写真を撮る場合のみ有効です!
シャッタースピードを活かした写真というのは、先ほど説明した速いシャッタースピードや、遅いシャッタースピードのことです!
そのような撮影方法については、こちらの記事で紹介しています。
>>【作例有】スローシャッターを使う写真の撮影方法|設定は簡単3ステップ
まとめ


今回は、カメラの設定で最も重要な3つの設定を紹介しました!
まとめ
- F値は小さいとボケる、大きいと全体にピントが合う
- シャッタースピードが速いと動きがピタッと止まる
- 逆に遅いと、光の軌跡とかが撮れる
- ISO感度は、光を感じる度合いの設定で低いほうがいい
- 設定は、F値とISO感度だけ変えればいい感じに撮れる



意外と設定を決めるのも簡単と思ってもらえたでしょうか。
手順通りやったら確実に設定できると思います。
僕も最初はそれぞれの関係が理解できず、真っ黒の写真を量産しました(笑)
ですが、今回紹介した方法で写真を撮れば少なくとも手ブレする心配はありません!
水族館など室内で撮影する時にはとても重宝する知識ですので、是非覚えて活用してみてください。
この3つの設定や関係性については、Youtuberのゆ〜とびさんが繰り返し分かりやすく説明されています!
ぜひ参考にしてみるといいと思います!
そんじゃまた!
コメント