
圧縮効果って何?
望遠レンズで印象的な写真を撮りたい



今回は望遠レンズの醍醐味である写真の表現「圧縮効果」について解説します
こんな人におすすめの記事です
- 圧縮効果が何か知りたい
- 最近望遠レンズを買った
- 写真の表現の幅を広げたい
圧縮効果を理解することで、写真全体を華やかに・印象的な写真を撮れるようになります。
風景・人物どちらにも使えるテクニックなので是非覚えておきましょう!
それでは解説していきましょう!
圧縮効果とは


例えば、この写真ですが、写真左側は柱と柱の間に隙間が見えます。
それに対して右側は間隔がすごく狭く見えます。
実際は等間隔に並んでいるので、奥の柱にも手前と同じだけの隙間があります。



これが圧縮効果が効いている状態です!
図で表すとこんな感じ


少しだけ詳しく説明すると、
このようなトリック的な表現ができるのが、写真の楽しさでもあります。
圧縮効果を使って撮る方法
圧縮効果を使って写真を撮るのはとても簡単です!
- 撮りたい物から少し離れます。
- 持っているレンズの最も望遠で撮ります
- 周りの物をできるだけ入れないように撮る



たったこれだけで撮ることができます!
3つ目は、比較対象が写真にあると、人は勝手にその物から距離を感じてしまい圧縮効果が薄れるからです。
柱と柱の間に人が居たら、「あ、人が通れるぐらい隙間あるのか」と気づかれてしまいます!
圧縮効果は焦点距離で変化しない
同じ場所から、同じ被写体を広角、標準、望遠などで撮っても圧縮効果は同じ結果になります。
被写体から離れた分だけ望遠にして撮ると、どんどん圧縮効果が効いてきます!
望遠レンズじゃなくても圧縮効果は出せる



圧縮効果は、先ほど説明した通り被写体との距離で変化します。
そのため、標準レンズで撮った写真の遠くに写った被写体をトリミングします。
すると、圧縮効果の効いた写真を作り出すことができます。


トリミングを行うと、もちろん画質が落ちます。
そのため、トリミングを行って圧縮効果を出す場合は高画素機での撮影がおすすめです!
いくら高画素機と言えども画質が落ちてしまうことに変わりはありません。
望遠レンズを使って圧縮効果を効かす方が良いのは当然ですね!



望遠レンズ買うしかない。買おう。
圧縮効果を使った作例
ポートレート





この写真も「圧縮効果」を使って撮影しています
ひまわり同士は離れて咲いていましたが、圧縮効果を使うことでひまわりに囲まれたような写真になりました!
この写真は、このSONY400mmのレンズを使用して撮っています。
ポートレートは、被写体の方にできる限り花の多い場所に立ってもらい、遠い一から望遠で撮影します。
前景にひまわりを大きく入れることで、よりひまわりに囲まれたような写真が撮れます。
ただ望遠で撮るだけではなく、前景・背景も意識しながら撮るのがポイントです!


風景


花がまばらにしか咲いていなくても圧縮効果を使うと、満開のような写真を撮ることができます。
こちらはサンセットスタジオのだいすけさんの動画が非常に参考になります。
人混み


人同士の隙間も圧縮効果を使うことで、無くすことで人で溢れかえっているような賑やかな写真が撮れます。



ニュースとかでもよく使われている技術だね
繁華街・お祭り・観光地などで圧縮効果を使うと、アクセントになるのでおすすめです!
圧縮効果のもう一つのメリット
遠くの物と近くにある物の距離をグッと引き寄せることができるので、間にある不要な建物や道路などを消すことができます!


風景写真を撮るときには、重宝する撮影テクニックなので是非覚えておきましょう!
こちらは、ゆ〜とびさんも動画で紹介されています。
まとめ
圧縮効果の効いた写真の撮り方
- 撮りたい物から少し離れます。
- 持っているレンズの最も望遠で撮ります
- 周りの物をできるだけ入れないように撮る
是非、風景写真やポートレートなどで活用できるテクニックなので、是非覚えて試してみてください。



百聞は一見に如かず!
まずは試してみよう。
そうんじゃまた!
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