曇りの日はどうも綺麗に写真が撮れない
確かに曇りの日ってどんよりした写真になりがちですよね。そんな人のために、曇りでも写真を綺麗に撮る方法をご紹介します!
曇りの時に綺麗な写真が撮れないのは、太陽の光がかなくカメラに光が足りなくなるからです。
どんよりした写真にならないよう、カメラの設定を臨機応変に変更する必要があります。
では、どのように設定をすれば良いのか?
おすすめの被写体について紹介したいと思います。
・曇りの時のカメラの設定方法
・曇りで映えるおすすめの被写体
それでは、解説していきましょう!
曇りのカメラの設定
ISO感度は上げる
晴れと曇りの違いは何でしょうか?
最も大きく違うのは、太陽が出ているか出ていないかです。
当たり前だと思われると思いますが、太陽の有無はカメラには大きな影響があります。
なぜなら、曇りでは太陽光がない分、カメラに取り込まれる光量が減ってしまうからです。
光量が減ると、シャッタースピードが遅くなってしまい手ブレや被写体ブレを起こしてしまいます。
そのため、同じ設定で撮りたい場合はISO感度を上げて光量を調整しなければいけません!
ISO感度を上げるとどうなるのか、ノイズとは何か。知らない方はこちらをチェックしておきましょう。
F値は被写体に合わせて
被写体に合わせて・撮りたいイメージに合わせて設定しましょう。
ですが、さっき説明した通り光量を確保する必要があるので、F値も低めの方が良いです。
F値を低くする事で光量が確保できた場合は、ISO感度を低くする事ができます。
ISO感度が低ければ、ノイズの無い綺麗な写真を撮る事ができます。
シャッタースピードは手ブレしないように
こちらの記事でも解説していますが、手ブレしないシャッタースピードは、焦点距離分の1秒です。
>>必要なシャッタースピードの確認方法
シャッタースピードが遅い場合は、ISO感度かF値で調整するようにしましょう!
曇りだと写真がイマイチな理由
鮮やかさがなくなる
太陽光が当たっているのと、当たっていないのでは写真の色合いが大きく変わります。
こちらが実際に太陽の当たっている写真と当たっていない写真です。
どちらも編集なしの写真です
色のでかたに決定的な違いがありますね。
このように、太陽の光は写真において重要な役割となっています。
コントラストが無くなりのっぺりする
太陽の光が当たる事で、明るい部分と暗い部分がはっきりします。(コントラストが強い)
そのため、写真に奥行き感を感じられる写真になります。
写真に奥行き感や立体感を与えるために、太陽の光が重要な事がわかりますね!
さっきの写真を見てもわかると思います。
曇りの日のおすすめ被写体
曇りは写真撮るのに向いてない天気と思われますが、曇りの時にこそ映える被写体もあります。
曇りの緑、最高です。 pic.twitter.com/zpAR5t0aBB
— 中瀬雄登 / Yuto Nakase @写真家 (@YutoPhotography) May 27, 2021
曇りの日のおすすめの被写体はこちら
- 花
- 山などの深緑
- スナップ写真
ふんわりした写真(花)
「曇り」というのが写真に与える影響は、先ほども説明しましたが光量が減ることです。
太陽のような強い光があると、コントラストがハッキリした写真になります!
逆を言うと強い光がない環境では、写真のコントラストは弱くなります。
つまり、コントラストが弱いふんわりした写真を撮ることができます。
こちらが実際に曇りの日に撮った写真です
陰影が薄く全体的にふんわりした写真になっていると思います。
スナップ写真
曇りにはコントラストが弱くなる事の他に、以下のような効果があります。
- 色がハッキリと出やすい
- 落ち着いた優しいトーンになる
色が落ち着いたトーンになるとレトロ感のある写真になります。
曇りは、光が安定するので写真撮影には好条件な天気です!
光が強いと色が飛んでしまう
こちらの写真をご覧ください。
晴れの日に紅葉の写真を撮りに行った時の1枚です
赤い門と奥の紅葉を一緒に撮ろうと思い、手前の門に明るさを合わせて撮りました。
すると、奥の青空や紅葉の赤色が白くなり、綺麗に写ってないのがわかります。
このように、太陽などの強い光がある環境で写真を撮ると、元々明るい部分が白く飛んでしまいます。
紅葉が綺麗だったのに、残念な写真になってしまいました…
まとめ
結論!曇りを逆手にとって良い写真は撮れる!
- 少しISO感度を上げる
- 曇りではコントラストが下がる
- 色がハッキリと出やすい
- 落ち着いた優しいトーンになる
柔らかい印象で撮影がしたい被写体があれば、曇りの日に撮ってみましょう!
僕は、風景写真が好きなので色味がハッキリと出てくれる曇りは好きです。
知っているだけで、天気まで味方につけられる写真って面白いですよね!
僕自身ももっともっと、いろんなことを学んでいきたいと思います。
カメラ上達にはインプットが大切です!
そんじゃまた!
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