【置きピンのコツは連写】置きピンのやり方とカメラの設定|親指AFとは?

悩む人

動きのあるものってどうやったら上手く撮れるの?
動くものをカメラで追っかけてたら構図が決まらないし…

ゆーたそ

そんな人のために、今回は置きピンについて紹介します!

今回は、置きピンのやり方やコツについて解説していきます!

この記事を読むとこんなことが分かります

・置きピンのやり方
・置きピンのコツ
・親指AFとは

それでは解説していきましょう!

目次

置きピンについて

まず簡単に置きピンについて説明しておきます。

そもそも置きピンとは、動きのある被写体の動きを予測してあらかじめピントを合わせておくことです。

事前に構図を決めて、被写体が現れたらシャッターを切るという撮影テクニックです。

自分が思う構図内で、動く被写体にピントを合わせてシャッターを切るというのはかなり難しいです。
そのため、被写体の動きを予測して置きピンしておくことで、構図も完璧で被写体にピントが合っている写真が撮れる確率が格段にアップします!

置きピンに向いている被写体

最も動きの予測できる被写体は、電車です。
絶対に線路の上をまっすぐ走ってくるので、置きピンにはかなり向いている被写体だと言えます。

その他にもこのような被写体が向いています。

  • 乗り物関係(車・船・バイクなど)
  • 生き物(犬猫・蝶・魚類)

置きピンに不向きな被写体

不向きなのは、数が少なく不規則で全く動きが読めない被写体です。

例えば、蝶は不規則な動きをしますが何匹もいれば、その内どれか一匹が画角内に入ってくれば撮れます。
ですが、同じ蝶でもその場に1匹しかいないのであれば、置きピンはなかなか難しいです。

ちなみに不向きというのは、できないのではなく運と技術力が必要になるということです。

置きピン時のカメラの設定

重要なカメラの設定はこちら。

  • F値
  • 連写設定
  • シャッタースピード

F値

動く被写体を撮る時は、F値を少し高めに設定しておきましょう。

そうすることで、多少ピント位置があまくても被写体はくっきり写ります。

おすすめはF4~8ぐらいです!
背景もいい感じにボケて、被写界深度もある程度深いからです。

あまりにF値を絞りすぎると、シャッタースピードが遅くなってしまうので注意です。

連写設定

単写設定で置きピン撮影は、ほぼ不可能です。

連写設定をして、最も綺麗に写った写真を後で選ぶようにしましょう!

連写撮影をする時は、SDカードに書き込む時間が多少かかってしまうので
できれば書き込み速度の速いSDカードを選ぶことをおすすめします。

選び方や良いSDカードがわからないという方は、以下の記事を参考にしてください!

シャッタースピード

連写を行うので、シャッタースピードは速い方が良いです。

被写体にもよりますが、僕は1000分の1秒を1つの基準に考えています。
おおよその被写体は、1000分の1秒でブレずに撮ることができます。

ですが、小さな昆虫の羽のスピードはそれより速いのでさらにシャッタースピードを上げる必要があります。

1000分の1秒で撮ってみてから、ブレるようであればさらに速くするなど調整しましょう!

置きピンのやり方

置きピンの手順は以下の通り。

  1. 構図を決める
  2. ピントを合わせる
  3. 被写体が来る少し前から連写し始める

①構図を決める

まずは、撮りたい構図を決めましょう。

ここに被写体が来たら良いなと、被写体が来た時をイメージして構図を考えることが大切です

構図が決まったら、三脚を立ててカメラが動かないようにするか、しっかり構図の場所を覚えておきましょう。

②ピントを合わせる

ピントの合わせ方はMFかAFで少し手順が変わります。

1つずつ解説します!

MFの場合

いつ被写体が来るかわからないような場合はMFがおすすめです。

ピント位置がずれないように三脚を使うようにしましょう。

一度MFでピントを合わせれば、シャッターボタンを半押し続ける必要がありません。
そのため、被写体が来るまでぼーっと待っていられるので楽に撮影ができます!

AFの場合

被写体がすぐに来る場合や、手持ちの場合はAFでOKです。

シングルポイントAFにして、被写体の来る想定の位置にピントを合わせ、シャッターボタンを半押しして待ちます。

AFは半押し状態でピントが固定されるので、いつ来るか分からない被写体に対しては不向きです。

ゆーたそ

半押し状態でずっと待つのは辛すぎる

手持ちでの撮影は、ピントを合わせてから動いてしまうとピントがずれてしまうので注意が必要です。

親指AF

親指AFとは、カメラの背面にあるボタンを押すことで、シャッターの半押しと同じ機能を得られることです。

簡単に言うと、そのボタンを押すとピントが合います。

そのため、シャッターボタン半押し状態でキープしなくても良くなるので
間違ってシャッターを切ってしまうこともなく、シャッターに集中できます

③被写体が来る少し前から連写し始めるのがコツ

被写体が画角内に入ったタイミングぐらいから連写を始めましょう!

生き物の場合だと、絶好のポイントに来てくれるタイミングが一瞬の可能性があります。
そのタイミングから連写を始めると、タイミングがずれてシャッターチャンスを逃してしまいます。

そうならないためにも、絶好のポイントに到着するちょっと前からシャッターを切り始めましょう。

手持ちでの撮影の場合は、ファインダーを覗いての撮影になるのでタイミングが難しいので注意しましょう。
三脚を立ててレリーズで撮影している場合は、肉眼で被写体を確認できるのでシャッターチャンスを逃しにくいです!

まとめ

今回は、置きピンのやり方やコツについて解説してきました。

動きのある被写体を撮るのは結構難しく、被写体を呼び寄せる運も必要になります。

ですが、何回も撮っているうちにカメラの操作や撮り方のコツが分かってくると思いますので、撮り続けることが大事だと思います。

最初は難しいかもしれませんが、根気強く頑張ってみてください。
僕もひまわりのミツバチを撮るのは30分以上かかって、暑さもあってかなり大変な撮影でした…^^;

ゆーたそ

動きのあるものを撮るのは、すごく楽しい!

動きのある被写体も撮れるようになって、写真をもっと楽しんでいきましょう!

そんじゃまた!

Profile
大阪でシステムエンジニアをしている初心者カメラマンのゆーたそです!
ScubaDivingで海の生き物を撮ったことをきっかけに、本格的に写真にハマりました。
そして遂にSONYのフォトコンテストで最優秀賞をいただきました。
撮影機材は、SONY α7RVをメインで使っています。
カメラを始めたい・始めてみたけど他のサイトは専門的過ぎて分からない!もっと初心者でも分かりやすく簡単に説明して欲しい。という声に応えるためにこのブログを運営しています。
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