【メリットとデメリットを徹底解説】単焦点レンズとは?

カメラマン

写真が上手い人って、なんかすごいボケてるレンズ使ってない?

悩む人

SNSで見る、背景がとろけるようにボケている写真はどうやって撮るんだろう?

ゆーたそ

そんな方には単焦点レンズがおすすめ?

そんな疑問を抱き、次に買うレンズとして「単焦点レンズ」を検討しているあなた。ちょっと待ってください!

「なんか良さそうだから」という理由だけで単焦点レンズを選ぶのは、少しもったいないかもしれません。

単焦点レンズは、その特性を理解して初めて、あなたの写真表現を飛躍的に高めてくれる魔法(散財)のアイテムです。

この記事を最後まで読めば、単焦点レンズの「本当の魅力」と「意外な落とし穴」を理解し、あなたにぴったりの一本を見つけることができるでしょう。

この記事を読むとこんなことが分かります

・単焦点レンズの本当のメリット・デメリット

・単焦点レンズの選び方とおすすめの焦点距離

・なぜ多くのプロカメラマンが単焦点レンズを愛用するのか

それでは、単焦点レンズの奥深い世界を一緒に見ていきましょう。

目次

単焦点レンズとは?ズームレンズとの違いを徹底比較

結論

単焦点レンズとは、その名の通り「焦点距離(画角)が固定されているレンズ」のことです。

簡単に言うと、ズーム機能がありません

「え、ズームできないなんて不便じゃない?」と思うかもしれませんが、まさにその「不便さ」が、単焦点レンズの最大の武器なのです。

単焦点レンズ vs. ズームレンズ

一般的なカメラに付属しているズームレンズは、1つのレンズで様々な画角をカバーできるため、非常に便利です。
しかし、単焦点レンズはズーム機能を持たないことで、「明るさ」「ボケ味」「画質のシャープさ」を極めることに特化しています。

  • 単焦点レンズ: ズーム機能を持たず、特定の画角に特化。軽量・コンパクトで、F値が小さい。
  • ズームレンズ: 複数の画角をカバー。F値が大きく、サイズが大きく重いものが多い。

単焦点レンズのズームは、あなたが被写体に「近づく・離れる」ことで行います。
これが単焦点レンズを使う上での、最大のポイントです。

単焦点レンズの圧倒的なメリット4選

F値が低く、驚くほど明るく撮れる

単焦点レンズの最大の魅力は、F値が非常に低いことです。

F値とはレンズから取り込む光の量を調節する「絞り」の大きさを示しており、数値が低いほどより多くの光を取り込めます。

F値が低いと、次のようなメリットがあります。

  • 暗い場所でも明るく撮れる: 夕暮れや夜景、室内の撮影でも、ISO感度を上げすぎずにクリアな写真が撮れます。
  • 「とろけるようなボケ味」: 背景を大きくぼかし、被写体をくっきりと浮かび上がらせる「ボケ味」を簡単に楽しめます。人物や料理、花などを撮るときに、この美しいボケが被写体の魅力を最大限に引き出します。

驚くほどシャープで高画質な描写

単焦点レンズは、ズームレンズのように複雑な構造をしていないため、光の歪み(収差)が発生しにくいという特徴があります。

そのため、写真の隅々まで驚くほどシャープで、クリアな描写を実現します。

この画質の良さは、一度体験するとズームレンズには戻れないと感じる方も多いはずです。
多くのプロカメラマンが単焦点レンズを愛用するのも、この画質の良さが大きな理由です。

ゆーたそ

僕自身も初めて使ったときは自分が上達したのかと錯覚しました(笑)

軽くてコンパクト、持ち運びが楽

ズームレンズに比べて、単焦点レンズは非常に軽くてコンパクトです。
カメラ本体に取り付けてもかさばらず、気軽に持ち運べます。

「今日はカメラを持って出かけるのは面倒だな…」と思う日でも、この軽さであれば、シャッターチャンスを逃すことはありません。

ゆーたそ

旅行や散歩、日常のスナップ撮影に最適です。

手頃な価格で始められる

「良いレンズは高い」というイメージがあるかもしれません。
しかし単焦点レンズの中には、非常に安価でありながら高性能なものがたくさんあります。

特に、多くのメーカーが販売しているF値1.8の単焦点レンズは、通称「撒き餌(まきえ)レンズ」と呼ばれています。

これは、初心者向けにボケの美しさを体験してもらい、そのメーカーのファンになってもらうことを狙って作られた、コストパフォーマンス最強のレンズです。

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知っておくべき、単焦点レンズの2つのデメリット

素晴らしいメリットがある一方で、単焦点レンズには「ズームできない」という特性から来るデメリットも存在します。

ズームができない

単焦点レンズは、画角を変えるには自分が動くしかありません。

  • 被写体を大きく写したいなら、「近づく」
  • 全体を広く写したいなら、「離れる」

この作業は、ズームレンズに慣れていると面倒に感じるかもしれません。

ですが、実はこの「不便さ」が、構図や被写体との距離を意識するトレーニングになり、あなたの撮影スキルを向上させてくれます。

撮影シーンが限られる

物理的に距離を取ることが難しい場所では、単焦点レンズは使いづらくなります。

  • 狭い室内: カフェや自宅で全体を写したいとき。
  • 近づけない被写体: 動物園の動物や、スポーツ観戦、舞台など。

このような場面では、ズームレンズの方が圧倒的に便利です。
撮りたい被写体やシーンに合わせて、レンズを使い分ける必要があります。

ゆーたそ

複数レンズを持つとある程度カバーできるよ

初心者が後悔しない単焦点レンズの選び方

たくさんの単焦点レンズの中から、自分にぴったりの一本を選ぶためのポイントを解説します。

ポイント1:焦点距離で選ぶ

単焦点レンズを選ぶ上で、最も重要なのが焦点距離です。

50mm前後(標準レンズ★初心者に一番おすすめ★)

人間の視野に最も近く、標準的なレンズとして非常に使いやすいです。
ポートレートから日常のスナップまで、幅広いシーンで活躍します。

迷ったら、まずこの焦点距離から始めるのがおすすめです。

35mm前後(広角レンズ★家族やペット、恋人を撮りたい方におすすめ★

50mmよりも広い範囲を写せるレンズです。

カフェや街並み、風景全体をダイナミックに切り取りたい時に向いています。
テーブルフォトなど狭い空間での撮影が多い方におすすです!

85mm前後(中望遠レンズ★難易度高:がっつりカメラにハマりたい方におすすめ★)

ポートレート撮影の定番レンズです。

被写体との距離を適度に保ちつつ、背景をより大きくぼかすことができ、被写体の魅力を引き立てます。

ポイント2:F値はF2.8以下を選ぶ

単焦点レンズの魅力を最大限に引き出すには、F値が低いレンズを選びましょう。

特に、F1.8やF1.4といったレンズは、美しいボケ味と明るさを両立させ、単焦点レンズならではの世界を体験させてくれます。

F2.8以上のレンズは、ズームレンズでも同じF値のものがあるため、せっかく単焦点レンズを選ぶなら、よりF値が低いレンズがおすすめです。

まとめ

知識がないままに単焦点レンズを購入するのは危険です。
しかし、その特性を理解すれば、単焦点レンズは最高のパートナーになってくれます。

最後に、単焦点レンズのポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • メリット: F値が低く、明るく・よくボケる。画質がシャープで、軽くて安価。
  • デメリット: ズームができないため、撮影に制限がある。

購入する際は、「焦点距離」「F値」を必ず確認し、用途に合ったレンズを選びましょう。

このレンズの特性を活かせば、あなたのカメラライフはさらに豊かになり、きっと「想像以上の写真」を撮ることができるはずです。

そんじゃまた!

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