カメラを買おうと思っているけど、レンズキットってどうなの?
レンズキット不要というのが僕の考えです。なぜそう思うのか、実際に買って失敗した僕が、不要な理由を解説したいと思います。
こんな人におすすめの記事です
- カメラを購入しようと検討している人
- キットレンズが必要かどうか教えて欲しい
- レンズは何を購入したらいいのか知りたい
折角、高いお金を払って購入するカメラなので失敗したくない気持ちは非常にわかります。
そんな人のために、カメラのことを知らない人でも分かるように紹介していきたいと思います。
よくわかんない!と投げ出す前に一度読んでみていただけると嬉しいです!
この記事を読めば、最もコストパフォーマンスの高いカメラの買い方を理解できます。
低コストで良い写真を量産できるので、是非参考にしてください。
ボディだけ買えと言うだけじゃなく、しっかり何のレンズを買えば良いかまで紹介しますのでご安心ください。
では解説していきましょう!
キットレンズの特徴
そもそもキットレンズにはどんな特徴があるのでしょうか。
僕がカメラを始めて・学んでやっと分かったキットレンズの特徴が以下の通り。
- 広い画角をカバーしている
- 暗い場所が苦手
- 描写力や色合いがイマイチ
- オートフォーカスや手ぶれ軽減もイマイチ
正直どれをとっても満足のいくレンズではありません
特に、暗い場所が苦手というのが初心者が使う上でデメリットとなります。
僕は当時知識が無かったのでレンズキットを買ったんですが、室内撮影で手振れしまくりで何にも撮れない…
ポートレートを撮っても綺麗にボケない…と悩んでいました。
ずっと自分の技術不足だと思い込んでいましたが、今になってあれがレンズのせいだったことに気がつきました。
レンズキットで綺麗な写真を撮るには、それなりの知識が必要です。
なぜ手ブレするのか・綺麗にボケないのか、それを理解できていればレンズキットも候補に入れて良いと思います。
逆に、知識がないままレンズキットを買うと、思ったように写真が撮れず全然カメラを楽しめません。
これが、初心者が良いレンズを買うべき理由です。
良いレンズは知識がなくても、そこそこ良い写真が撮れます。
初心者は良いレンズに頼って綺麗な写真を撮る、写真を楽しむ第一歩としてはそれが良いです。
キットレンズがいらない理由
これまで言ってきた通りですが、初心者がキットレンズを買わない方がいい理由はこの通り。
室内や夜景などの暗い場所での撮影が出来ない
まず、各メーカーのキットレンズを見てみましょう。
メーカー | キットレンズ |
---|---|
SONY | FE28-60mmF4-5.6 |
NIKON | Z24-50mmF4-6.3 |
CANON | RF24-105mm F4-7.1 |
F値を見てもらうと、F4〜始まっていることがわかります。
F値と暗闇耐性をまとめるとこんな感じ
F値 | 暗闇耐性 |
---|---|
F1.8未満 | 暗い撮影に超強い |
F1.8 | 暗い撮影に強い |
F2.8 | 普通 |
F5.6 | 暗い撮影はやや苦手 |
F5.6以上 | 暗い撮影は超苦手 |
キットレンズに当てはめると、F4なので「暗い撮影はやや苦手」になります。
暗いシーンでも何とか手持ちで撮れるレベルです。
さらに、望遠で撮影すると5.6以上になるため「暗い撮影は超苦手」になります。
望遠の撮影は手持ちでは不可能と思っておいて問題ありません。
F値についてはこちらで解説しています。
描写力がなく、綺麗にボケた写真が撮りにくい
F4〜しか撮れないと、ボケ感は全体的に弱くなってしまいます。
>>【一眼レフ】ボケのある写真の撮り方|カメラのF値でボケ感を決める
広角で風景写真しか撮らない人は問題ないですが、人・物・花などを撮る人にとっては物足りなく感じます。
ということで…
最初は、レンズの性能に頼って良い写真を撮り、写真の楽しさに気づくことが上達への近道だと僕は思います。
良い写真が撮れれば楽しいですし、必ずもっと良い写真を撮りたくなると思います。
その時にまた、新しいレンズを購入してどんどん撮影の幅を広げていけたら最高です!
カメラ本体とセットで買うおすすめのレンズは?
ここで皆さん思ったと思います。
知識もないのに何のレンズ買えば良いんですか!
そのような人のために、僕がおすすめするカメラとセットで買うレンズを1つ紹介します。
それは、中古の標準域小三元レンズです!
小三元レンズって何!?という人はこちらを参考にしてみてください。
>>【大三元レンズはいらない】大三元・小三元レンズの意味|小三元で十分な理由
いきなり中古!?と思うかもしれませんが、
中古レンズには魅力がいっぱいです。
例えば、中古レンズは、もしカメラをやめたいと思った時に購入時と同等の金額でレンズが売れる可能性があります。
どうしてもやめたい時の保険にもなるということです。
逆に新品を購入した場合、特にキットレンズは購入した瞬間に価値がめちゃくちゃ下がります。
レンズ1本が2~3000円で売られるようなレベルです。
ちなみに、単焦点レンズもズームができないという癖はあるものの、1本目のレンズとしては十分有りだと思います。
中古レンズについてはこちらで魅力の紹介や購入方法を紹介しているので、参考にしてみてください!
中古の小三元レンズを購入することで、キットレンズの500倍良い写真が撮りやすいです。
しかもキットレンズとの価格差は2~3万円程度です。
今後長く使い続けられるレンズを2~3万円で手に入れれるのであれば、メリットは大きいと思います。
小三元レンズのデメリット
小三元レンズにもデメリットはあります。
不安な方もいると思うので解説しておきたいと思います。
- キットレンズに比べると重たい
- 大三元レンズには敵わない(暗い)
キットレンズに比べると重たい
小三元レンズは、キットレンズに比べて多くの光を取り込める構造にする必要があるので大きく・重たいです。
レンズ | 重さ |
---|---|
小三元レンズ(FE 24-105mm F4 G OSS) | 426 g |
キットレンズ(FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS) | 295g |
100g程度なので、実際持つと差はそれほど感じないです。
大三元レンズには敵わない(暗い)
さらに言うと、描写力に関しても大三元レンズの方が良いとされているので、そういったデメリットもあります。
ですが、初心者の人がそこまでこだわるかと言ったら、そんなことはないと思います。
それなりに撮れて、価格が高すぎないことの方が重要だと思うので、小三元で十分だと思います。
どうしても、F2.8並みのボケで撮りたい場合は、小三元レンズ+単焦点レンズ(撒き餌レンズ)の組み合わせがおすすめです。
>>【初心者向け】撒き餌レンズとは|メリットとデメリットを紹介
大手3社の小三元レンズ
各メーカーの小三元レンズをまとめておきますので、是非参考にしてください。
CANON
- EF24-70mm F4L IS USM
- EF24-105mm F4L IS Ⅱ USM
NIKON
- AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
- [Zマウント]NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
SONY
- Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
- FE 24-105mm F4 G OSS
まとめ
今回は、キットレンズがいらない理由を説明してきました。
キットレンズは安価で、セット売りされているので考えなくて済むという大きなメリットがありますが、写真を撮る人間としてはオススメできないです。
カメラにハマらないかもしれないのに、高いレンズを買うのに抵抗があるのはわかりますが、「キットレンズを買うからカメラにハマれない」ということを考えたことはあるでしょうか?
折角あなたが、カメラの世界に一歩踏み出そうとしているのに、レンズ1つのせいで台無しにするのはもったいないです。
カメラは一生の趣味だと思います。60、70歳になっても続けられます。
将来への投資だと思って、いいレンズを1本だけ購入してみてください。
中古なら売る時も価格が落ちにくいです。
本当に世界が変わりますから!
そんじゃまた!
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