被写界深度ってなに?
被写界深度は、知ってると便利な知識です!
簡単に説明しますので、せっかくなので理解しておきましょう。
今回は、被写界深度について図を交えて簡単に説明したいと思います。
・被写界深度とは
・F値と被写界深度の関係性
・被写界深度の計算方法
それでは解説していきましょう!
被写界深度とは
簡単に言うと、ピント位置からどれだけの距離ピントが合うかっていうことです!
被写界深度は、ピントが合う幅が狭いことや広いことを、浅い・深いと表現します。
被写界深度が浅い
ボケ感が大きい写真を撮りたい場合は、被写界深度を浅くしましょう!
被写界深度が浅いと、大きなボケで撮影できますが、その分ピントがシビアになるので注意が必要です!
少しでもピントがずれてしまうと、本来ピントを合わせたかった点がボケてしまうことになります。
全く動かない被写体を撮る場合は、問題ありませんが動きのあるものを撮影する時は、少しだけF値をあげておくのがおすすめです!
被写界深度の変え方は後で解説します
被写界深度が深い
特に風景写真などの、全体的にピントの合ったシャープな写真を撮る場合は、被写界深度を深くしましょう。
被写界深度を深くすると、写真が暗くなってしまう可能性がありますので
被写界深度の変え方
- 絞り値(F値)
- 焦点距離
- 被写体との距離
それぞれの要素を変えることで、被写界深度がどのように変わるかを表でまとめてみました!
要素 / 被写界深度 | 浅い | 深い |
絞り(F値) | 開放(小さく) | 絞る(大きく) |
焦点距離 | 長い(望遠) | 短い(広角) |
被写体との距離 | 近い | 遠い |
この表を見たら分かる通り、最も大きくボケさせるためには、以下のようにします!
- F値は小さく
- できる限り望遠で
- 被写体に近づいて
被写界深度の計算方法と早見表
ここは興味のある人だけで良いです
被写界深度は、以下の計算式で求めることができます。
式を見ると、F値や被写体距離の値が小さくなると被写界深度が小さくなる(浅くなる)のが分かると思います!
この計算式を基に焦点距離50mmレンズの早見表を作るとこんな感じになります。
F値 / 被写体距離 | 30cm | 2m | 10m |
F1.4 | 3mm | 14.9cm | 3.862m |
F1.8 | 4mm | 19.2cm | 5.085m |
F2 | 5mm | 21.4cm | 5.731m |
F2.8 | 7mm | 30cm | 8.658m |
F4 | 1cm | 43.1cm | 14.866m |
F5.6 | 1.3cm | 61cm | 33.566m |
F8 | 1.9cm | 89.3cm | ∞ |
F11 | 2.6cm | 1.281m | ∞ |
F26 | 3.8cm | 2.082m | ∞ |
F22 | 5.3cm | 3.567m | ∞ |
例えば、F2.8で被写体から2m離れて撮ると、
ピント位置から30cmピントが合うということ!
前後の距離は多少差はありますが、とりあえずピント位置から前後同じ距離ピントが合うと思っておいてほぼ間違いはないです。
まとめ
少し専門的な知識になるので、拒否反応を感じてしまう人もいると思いますが、そのような人は無理に理解しようとしなくて問題ないですよ!
どうやったら大きくボケるのか、全体的にシャープに撮れるのかだけでも理解しておいてもらえればと思います。
大きくぼかしたい場合は、以下のようにしましょう!
- F値は小さく
- できる限り望遠で
- 被写体に近づいて
少しでも皆さんの役に立ったら嬉しく思います!
そんじゃまた!
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