NDフィルターって何?
どうやって使うものなの…
そんな悩みに今回は応えていきたいと思います。
フィルターには、たくさん種類がありますよね。
- レンズフィルター
- PLフィルター
- NDフィルター
- クロスフィルター など
その中でも今回は、風景写真を撮る人は必須のフィルターであるNDフィルターについて紹介します。
>>【PLフィルターとは】効果や寿命/デメリットを紹介|つけっぱなしでもいいの?
まだ持っていない人、そもそもどんなものか知らない人は絶対に理解しておきましょう!
NDフィルターを使えば、水の流れを糸のように撮れたり、水面をツルッとさせた幻想的な写真が撮れます。
・NDフィルターとは?どんなときに使うのか
・NDフィルターの使い方や計算方法
・種類と選び方について
それでは、解説していきましょう!
NDフィルター
NDフィルターとは
分かりやすく言うと、サングラスです。
レンズに取り込まれる光の量をフィルターで調整することで、任意のシャッタースピードで撮影できます。
レンズに装着するものや、板状になっている物など様々な種類があります!
どのNDフィルターを買って良いかわからないという人は、こちらの記事をチェックしてみてください。
>>おすすめNDフィルター3選!!
どんな時に使うのか
シャッタースピードを遅くすることで撮れる幻想的な写真がたくさんあります。
どんな写真が撮れるか興味のある人はこちらを読んでみてください。
>>【スローシャッター】3Step:光の軌跡の撮り方|レーザービームを撮る
このような写真を撮るためには、シャッタースピードを遅くする必要があります。
しかし、どれだけISO感度を低くしても・F値を大きくしてもシャッタースピードが遅くならないことがあります。
例えば、日中の屋外撮影や、逆光で写真を撮る時などです。
そんな時に活躍するのがNDフィルターです。
NDフィルターを装着すると、カメラに取り込まれる光の量を抑えてシャッタースピードを遅くできます。
NDフィルターの使い方
レンズプロテクターや、PLフィルターをお持ちの方は知っていると思います。
ケンコー・トキナーさんの動画があったので、参考にしてください!
2分20秒に、レンズの付け方を説明されています。
使い方自体は非常に簡単ですね!
NDフィルターの種類
NDフィルターの種類
NDフィルターを選ぶ時に最も大切な数値があります!
それは、どれだけ暗くするのかを決める数値です。
例えば、ND2、ND4、ND8…ND1000などがあり、数値が大きいものほど暗くなります。
撮影のシーンによって、必要なNDフィルターが違うので欲を言えば全て持っておきたいところ。
NDフィルターの見分け方
どうやって見分けるか説明します。
こちらの商品を例に説明します。
まず、商品名の中に「ND8」と書かれているので、購入するときは商品名を見て購入すれば間違い無いです。
購入後にこのフィルターってNDいくつのフィルターだっけ?となることもあると思います。
その場合は、ケースか直接フィルターの側部を見れば確認できます。
赤枠の部分を見れば、NDいくつか(上図ではND8)一瞬で分かります。
撮影現場で分からなくなったら、ここを見て確認しましょう!
NDフィルターの計算方法
NDフィルター装着後のシャッタースピード = 現在のシャッタースピード ✖︎ NDフィルターの値
例を出して説明します
現在のシャッタースピードが200分の1秒で、ND2を装着したとします。
計算式に当てはめると、「1/200秒 ✖︎ 2 = 1/100」となります。
つまり、ND2をつけるとシャッタースピードは、100分の1秒になるということです。
これは撮影地でも、とっさに使える知識なので覚えておきましょう。
例えば水を糸のように撮るには、シャッタスピードを1秒以上にする必要があります。
現在のカメラの設定を見ると、シャッタースピードが16分の1秒になっていた。
その時は、16倍遅く撮る必要があるので、ND16をつければシャッタースピードが1秒になります。
思い通りの写真を撮るために、このように計算して必要なNDフィルターの種類を選ぶ必要があります。
【NDフィルターの計算方法】
ND○ = シャッタースピードが○倍になる!
NDフィルターの選び方
最初はどれを買えばいいか分からない人は多いと思います。僕がそうだったので。
どれを買えばいいか分からない人は、ND16を買っておくのがおすすめです。
根拠は、一番使いやすいと僕自身が思うからです。
NDフィルターは悩み出すとキリがなく、シーンによって使い分けが必要になります。
極論を言うと、全部持ってる方がいいです。
そんな中でも初心者が1つだけ買うなら、最も使用頻度が高いND16かなと思います。
ND16買っておけば、ほぼ間違いない!
レンズにつけるタイプか、板タイプかについては迷わずレンズにつけるタイプでいいです。
板は付けるために別のアイテムが必要だったり、知識も必要なので初心者には不向きです。
Kenkoさんのレンズフィルターは定評がありますのでおすすめです。
有名なプロのカメラマンやYoutuberの方もほとんどこちらを使っています。
最初は高く感じると思いますが、長く使えるものなのでケチらない方がいいです。
(フィルターの寿命は、7〜8年と言われています。)
安価なNDフィルターを選ぶと、写真のクオリティーが一気に落ちてしまうので本末転倒です。
もっと詳細なおすすめのNDフィルターについてはこちらの記事で紹介しています!
>>おすすめNDフィルター3選!!
まとめ
今回は、シャッタースピードを遅くするためのNDフィルターについて説明してきました。
少しややこしいので難易度的に言うと、初心者の次のステップの位置付けだとと思います!
これを理解できた・興味を持てる人は、F値やシャッタースピードを理解している人です。
NDフィルターを使いこなすことができれば、撮れる写真の幅がかなり広がります。
特に風景写真を撮る人は必須の知識ですので、何度も読み返してもらって理解して欲しいです。
こちらに、僕の尊敬するYoutuberの「ゆ〜とび」さんの参考になる動画を貼っておきます!
>>【カメラはYoutuberから学べ】初心者におすすめチャンネル5選|目的別に紹介
是非、NDフィルターを活用して素敵な写真を撮ってくださいね
そんじゃまた!
コメント