風景写真で隅々までピントが合った写真を撮りたい…
写真全体にピントを合わせるにはどうしたら良い?
今回は、そんな人に向けて写真全体にピントを合わせる(パンフォーカス)方法を説明します。
この記事を最後まで読めば、写真全体にピントが合った綺麗な風景写真を撮れるようになります。
途中、複雑な計算式ができてきますが、無理だと感じた人はその部分を読み飛ばしてください。
その続きに計算しなくても簡単に撮る方法も紹介しています!
・パンフォーカスとは
・写真全体にピントを合わせる方法
・過焦点距離とは
それでは解説していきましょう。
パンフォーカスとは
近くに写っている被写体から遠くの被写体までピントが合っているように見える状態のこと。
英語ではDeep Focus(ディープフォーカス)と言います!
ふんわりボケを楽しむ写真とは正反対の撮影方法で、雄大な風景写真などによく利用されます。
写真全体にピントを合わせるには
皆さんは、ボケを活かした写真を撮る時はどうしますか?
被写体に近づく、望遠にする、F値を小さくする。
それで写真を撮れば、ボケの多い写真になることを知っていると思います。
では、逆に写真全体にピントを合わせるためには…?
多分、今あなたが思ったことが正解です。
ボケの多い写真の撮り方と、反対のことをすればいいのです。
ということは、被写体から離れて、広角にして、F値を大きくして撮ります!
ピントはどこに合わせれば良いの?
ピント位置にもポイントがあります!
ピントの位置を決めるためには、過焦点距離について理解しておく必要があります。
過焦点距離と、計算方法は
僕も調べて学んだけど、めちゃくちゃ難しい…
簡単にいうと、過焦点距離にピントを合わせれば、近くにも遠くにもピントが合いやすくなります。
過焦点距離より遠くにピントを合わせれば、手前がボケてしまいます。
過焦点距離って実際どこなの?
ざっくり言うと、手前3分の1です。
おおまかに距離を3分割して、手前の3分の1にピントを合わせます。
具体的な過焦点距離は、レンズの焦点距離によって変わります。
この計算式に、焦点距離24cm・F値F11を当てはめてみると、だいたい1m75cmと出てきます。
ということは、カメラから1m75cmのところにピントを合わせれば、写真全体にピントが合うということですね。
過焦点距離の計算が面倒な人へ
過焦点距離の計算をいちいちするのは面倒な人は、こちらのアプリがおすすめ!
簡単に使えるので、計算が面倒な人におすすめです
アプリで確認することすら面倒な人へ
簡単に言うと、モニターを見て、1/3のあたりにピントを合わせるだけです。
そのため、F値をF11にして、画面の手前1/3にピントを合わせば全体にピントが合った写真を撮ることができます。
電卓で過焦点距離を計算したり、アプリで調べなくても感覚的にパンフォーカスの写真を撮れるようになります!
被写界深度合成
ここまで説明してきたことを実践してもどうしても全体にピントが合った写真が撮れないことがあります。
そのような時は、被写界深度合成というのを活用しましょう。
被写界深度合成は、複数枚の写真を合成するための現像ソフト(Photoshopなど)が必要になります。
写真を楽しむためにも現像ソフトは必須ツールです
僕が使っている現像ソフトはこちら
まとめ
ということで、今回は写真全体にピントを合わせる方法を簡単かつ詳しく説明してきました。
計算式など難しい点もあったと思いますが、無理だと思った人は無理に覚える必要はありません。
最後に紹介した撮り方だけ覚えておくだけで十分です!
写真全体がピントの合った写真を撮るためには…
- 被写体から離れる
- 広角のレンズを使う
- F値を大きくする(絞る)
- 過焦点距離にピントを合わせる
風景写真を撮りたい人にとっては、かなり重要な知識になりますので是非何度も読んで理解してください!
そんじゃまた!
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