【色被りの補正とは】写真の色味を正しくしよう

悩む人

写真の色味が何か変…

ゆーたそ

色被りを理解しないと写真の色味が変になってしまいます

写真が思った色味で撮れない、白が白じゃなく青っぽく写ってしまう…
そんなお悩みを解決すべく、色被りについて解説します!

色被りを抑える方法や、補正方法について紹介したいと思います。

こんな人におすすめの記事です

  • 色被りとは
  • 色被りしないようにする設定
  • 色被りの補正方法

それでは解説していきましょう!

色被りの補正方法を早く知りたい人はこちらをクリック

目次

色被りとは

色被りは、本来の色よりも赤や青色が濃く写ってしまうことです。

ゆーたそ

作例をお見せします

目で見た色

まず、こちらが本来の色だとします。
雪が白く写っているのがわかると思います。

青被りしている

それに対して、こちらが青く色被りをしている写真。

ゆーたそ

本来白いはずの雪が青く写っていますね。

赤被りしている

こちらが赤く色被りしている写真です。

ゆーたそ

明らかに変な色といった印象になってしまいます

色被りをしているかを判断する方法は、白が白く写っているか確認します。
今回の作例で言うと、雪が白く写っているかを確認すると分かりやすいです!

このように本来の色では無い状態のことを色被りしていると言います。

青色に色被りしてる時は青被り赤色に色被りしている時は赤被りと言ったりします。

ゆーたそ

なぜ色被りが発生するのか解説します。

なぜ色被りが発生するのか

簡単に言うと、青いライトの下で白い物を撮ったら青く写るよね、ということです。

カフェやレストランは、暖色(赤色)の照明で、オフィスの照明は寒色(青色)を使ってることが多いですよね。

そのような照明の色などで色被りは発生してしまいます。

太陽光でも色被りはする

カメラマン

じゃあ外で撮影すれば、色被りすることはないのか!

と思われるかもしれませんが、実は太陽光でも色被りは発生します

晴れた日は暖色(赤色)になり、曇りの日は寒色(青色)になります。

晴れた日は5500K、曇りは7000Kと言われています。

光の色温度はケルビン(K)で表現され、数値が小さくなると暖かい赤っぽい色になります。
>>【ホワイトバランスとは】色温度で写真の色を調整する方法

晴れと曇り
晴れと曇り

人間は白いものを見ると、色被りしていても脳が自動的に白と認識します。
そのため、人間には白色に見えます。

しかし、カメラは人間のように自動で色補正できないので、ありのままの色を写し出します

ゆーたそ

脳で色補正をかける人間は優秀すぎる!(笑)

それでは、色被りをできる限り防ぐ方法を紹介します。

色被りを防ぐ方法

色被りを防ぐ簡単な方法は、ホワイトバランスオート(Auto)で撮影することです。

ホワイトバランスをオートで撮ると、カメラが自動で白い物を白く写すよう補正をしてくれます。

人間が脳で自動で色補正しているように、カメラも自動で補正してくれます。

ホワイトバランスについてよく分からないという人は、こちらの記事を参考にしてください。

色被りしている方がいいシーンもある

1点注意点として、色被りは必ずしも悪いことではないということです。

わざと色被りさせて、表現を強調させることがあります。

例えばこの写真ですが、赤被りさせることで夕焼けを強調して撮影しています。
この場所でホワイトバランスをオートで撮ると、日中に撮ったような白っぽい写真になってしまいます

逆にこの写真は、青かぶりさせて寒い雰囲気を表現しています。
これもオートで撮ると、真っ白に写ってしまいます…

見てもらった通り、必ずしも色被りは悪いものではありません。
そのため常にホワイトバランスをオートで撮れば良いわけではないので注意です

ゆーたそ

あなたがどう写したいかを考えて設定しましょう

色被りを補正する方法

色被りを補正する方法は2つあります。

  1. 撮影時に補正する
  2. 編集ソフトで補正する

撮影時に補正する

撮影時に補正する方法は、先ほど説明したオートで撮る方法ともう1つあります。

ホワイトバランスを手動で設定する方法です

ホワイトバランスは、自動以外にも自分で好きな色に微調整することができます。

実際にファインダーを覗きながら設定が出来るので、撮る時点から色の補正ができます。

実際の設定方法は、お持ちの機種の説明書などを確認してみてください!
この機能はほとんどの機種にあると思います。

ゆーたそ

好きな色味・雰囲気で写真が撮れるので楽しいです

編集ソフトで補正する

色被りは、撮影後でもRAW現像ソフトを使って補正することが簡単にできます!

ソフトの機能を使った補正方法

編集ソフトによっては、色被り除去がついているソフトもあります。

ゆーたそ

その場合は色被り除去を適用するだけです

僕の使っているLuminarNeoにも「色かぶり除去」という設定項目があり簡単に補正をすることができます!

ゆーたそ

RAW現像ソフトは、撮影後に好みの色や雰囲気にできるのがいいですね

Luminar4の使い方はこちらの記事で

ヒストグラムを使った補正方法

Lightroomなどにはヒストグラムを表示する機能があります。
ヒストグラムを見ながら色調整することで、色被りを補正することができます。

それぞれの色のグラフに偏りが無くなるよう補正を行います。

青が強い場合は、青の彩度を下げたりすると全体のバランスが取れたグラフになります。

トーンカーブを使用して補正することもできます。
それぞれの色のグラフを適当に調整して、いい感じのバランスにします。

ゆーたそ

難しく考えず適当にやることが重要

画像上のグラフのバランスが徐々に取れているのが分かると思います。

実際に補正した写真がこちらです

まとめ

今回は、できる限り色被りを抑える方法や、補正方法について紹介してきました。

まとめ

  • 色被りは、本来の色よりも赤や青色が濃く写ってしまうこと
  • 色被りは必ずしも悪い物ではない
  • 色被りはホワイトバランスや編集ソフトで補正できる

色被りは上級者向けで難しい印象かもしれませんが、そんなことありません。

環境によって色が変わってしまう「」をどう白くするかだけの話です。

ゆーたそ

ホワイトバランスを好きにいじれると写真の表現の幅が広がるので是非挑戦してみてください

そんじゃまた!

Profile
大阪でシステムエンジニアをしている初心者カメラマンのゆーたそです!
ScubaDivingで海の生き物を撮ったことをきっかけに、本格的に写真にハマりました。
そして遂にSONYのフォトコンテストで最優秀賞をいただきました。
撮影機材は、SONY α7RVをメインで使っています。
カメラを始めたい・始めてみたけど他のサイトは専門的過ぎて分からない!もっと初心者でも分かりやすく簡単に説明して欲しい。という声に応えるためにこのブログを運営しています。
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