白飛び黒潰れのない写真ってどうやって撮るの?
ヒストグラムってなに?どうやって見ればいい。
僕は、Aモードでずっと写真を撮っていましたが、最初は白飛びや黒潰れの写真がたくさんありました。
ヒストグラムを正しく見ることができれば、露出補正を使って綺麗に写真を撮ることが出来ます。
この記事を読めば、ヒストグラムを正しく見て白飛び黒潰れのない写真を撮れるようになります!
・ヒストグラムとは
・白飛び黒潰れとは
・露出補正とは
・白飛び黒潰れを回避する方法
それでは解説していきましょう。
白飛び黒潰れとは
写真をしている多くの人は、後で明るさをパソコンソフトで補正(現像)しています。
補正する時に白飛び黒潰れしてしまっていると、その部分を補正することはできません。
そのため、撮るときは出来るだけ白飛び黒潰れしないように写真を撮る人が多いです。
というと、白飛び黒潰れが悪いもののように聞こえますが、雰囲気を出す為にわざと白く飛ばしたり、黒く潰したりすることもあります。
白飛び黒潰れは一概に悪いものという訳じゃないですよ!
でも、白飛び黒潰れしないように撮影するにはどうしたらいいの…
と思われた人もいるかと思います。
これを解決する為には、ヒストグラムを理解する必要があります!
どうせ難しいんじゃないの…
難しいこと覚えるのは苦手なんだけど…
ヒストグラムを見て、白飛び黒潰れしないように撮るのは簡単です!
ということで超簡単に誰にでもわかるように解説します!
ヒストグラムとは:正しい見方
ヒストグラムの見方は簡単です!
奥は深いですが、今回は簡単に紹介したいと思います。
まず下の画像をみてください。
真ん中下の方に「ヒストグラム」があると思いますが、左に寄って端にくっついてしまっています。
これは、「黒つぶれしている」サインです。
次にこちら。
今度は右に端にくっ付いてしまっていますね。
これは、「白飛びしてますよ〜」というサインです。
そして最後。
バランス良くどちらにも偏りすぎていないですね!
まとめると、ヒストグラムの位置が
左の端にくっ付いている | ⇨ | 写真の一部が黒潰れしている |
右の端にくっ付いている | ⇨ | 写真の一部が白飛びしている |
どちらにもくっ付いていない | ⇨ | 白飛び黒潰れなし! |
ヒストグラムの山が大きくどちらにも寄っていない状態が、白飛び黒つぶれしていない状態です。
初心者の人は、まずこのちょうど良いバランスで撮影することを意識しましょう!
では、白飛び黒潰れしているときに、どうやって対処すればいいのか説明したいと思います。
基本的に白飛び黒潰れは「露出補正」を使って回避します。
それでは、露出補正について解説していきます。
露出補正とは
カメラが勝手に決めた明るさでは、白飛び黒潰れが発生してしまうことがあります。
そんな時に、強制的に明るさを変更するのができるのが露出補正という機能です!
下の写真を見てみましょう。
左の写真は、露出アンダー(暗く)右の写真は、露出をプラス(明るく)にしています。
写真の明るや、色合いが変わるのが分かると思います。
露出をアンダー(暗く)にすると、空の色味がグッと引き立ちますが、もともと暗い手前の草むらは真っ暗(黒潰れ)になっています。
露出をプラスにすると、空の色味は少し白っぽくなっていますが、枝の隙間などがはっきりと写ります。
このように、撮影者が明るさを決められるので、黒潰れして欲しくない時は露出をプラスに、白飛びして欲しくない時は露出をマイナスに設定します。
露出補正の変え方
僕のカメラでは、下の真ん中あたりにある、「+0.7」と言うのが露出補正の値になります。
カメラの機種によっては、ダイヤルがついていてダイヤルを回すだけで、露出補正を変えることができるカメラもあります。
僕のカメラ(α7ⅲ)を例にすると、ダイヤルを回すことで露出を変えられます!
露出補正の注意点
露出補正は、簡単に写真の明るさを変更できますが注意点もあります。
・露出補正をプラスにすると、SSが遅くなる
・本当に撮りたい被写体の明るさがおかしくなってしまう
露出補正を行うと、SSが遅くなる
明るい日中の屋外であれば問題ないですが、屋内などの光量が少ない場所ではSSが遅くなってしまい、手ブレする可能性があります。
露出補正をプラスにした分、F値を下げたり・ISO感度を上げれば対処できます!
>>F値・シャッタースピード・ISO感度とは?
本当に撮りたい被写体の明るさがおかしくなってしまう
白飛び黒潰れしないように…しないように…!!
とばかり意識し過ぎると、本来撮りたかった被写体の明るさがおかしくなってしまうことがあります。
例えばこの写真ですが、背景が真っ白に白飛びしてしまうので露出補正をマイナスにして撮っています。
確かに背景の緑っぽいのは写っていますが、肝心の猫の顔が暗くなっています。
これじゃあ本末転倒
このようにならないように、被写体の明るさはしっかりと確認しておきましょう。
この写真だと、露出補正をプラスにして背景を白飛びさせた方がいい写真になっていると思います。
多少の白飛び黒潰れには寛容になろう
まとめ
今回は、ヒストグラムを見て白飛び黒潰れのない写真を撮る方法を説明をしました。
ヒストグラムのグラフを正しく見て、露出補正で明るさを調整してあげられるようになりましょう!
初心者を脱出するためには、必須の知識なので是非身につけておきましょう。
そんじゃまた!
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