一眼レフを持ったからには綺麗な夜景を撮ってみたい
夜景撮影時はカメラの設定にコツがあります
折角の綺麗な夜景を美しいまま写真に収める方法を紹介したいと思います。
一眼レフで撮る夜景は、スマホに圧倒的な差をつけられるので是非おすすめしたい被写体です。
綺麗な夜景を撮りたい人は、是非参考にしてください。
こんな人におすすめの記事です
- 一眼レフで夜景の写真を撮りたい
- 夜景の撮影方法やコツを知りたい
- 夜景撮影に必要・便利なアイテムを知りたい
それでは説明していきましょう!
夜景撮影時のカメラの設定
順にカメラの設定を説明していきたいと思います。
撮影モード
夜景はMモードがおすすめですが、初心者には難しいためF値を自由に設定できるAモードがおすすめです。
>>【カメラの撮影モード】各モードの違いとは
夜景撮影は、F値を大きくして写真の端から端までピントを合わせて撮るのが主流です。
初心者の人は、AモードにてF値を自分で設定して撮影するのがおすすめです。
F値
綺麗な夜景写真は、全体にピントを合わせて撮りたいのでF値は高めに設定しましょう。
このような写真もF値を高くして撮影しているので、写真全体にピントが合っています。
手持ちで撮影する場合は、明るさによりますがF値5.6程度に設定しましょう。
手持ち撮影は手ブレを抑えるためシャッタースピードを速くする必要があるため、F値を低めに設定しましょう。
F値の意味がわからない方は、今後色んな写真を撮っていく上で必要になる知識になるので是非理解しておきましょう。
>>F値を変えると何が変わるのか
ISO感度
ISO感度でシャッタースピードを調整します。
シャッタースピードが遅いと、1枚にかかる時間が長くなります。
シャッタースピード30秒で撮ると30分で20〜30枚ぐらいしか撮れません。
夜景撮影はちょっとしたブレなどが発生しやすくいため、余分に撮っておきましょう。
ISO感度を上げて1枚にかかる時間を減らし、撮れる枚数を増やしましょう!
シャッタースピードを速くすると、車のライトの軌跡の長さが短くなってしまいます。
また、ISO感度を上げすぎるとノイズが発生し、写真の画質が悪くなるので上げすぎには注意です。
ISO感度は3200以下で撮るようにしましょう。
各設定の内容が分からない人はこちらの記事を先に読んでおきましょう。
夜景を撮る時のポイントやコツ
ただ漠然と夜景を撮っていても良い写真は撮れません!
印象的な夜景を撮るコツを紹介したいと思います。
- 道路や電車がどのように走っているか把握する
- 主題となる建物を決める
- 全体のバランスを整える(四隅を意識)
- シャッターを押すタイミング
道路や電車を確認する
道路は車が走っているため、写真に車のブレーキランプなどの光の軌跡が写ります。
この軌跡をどう写真に入れるのかが重要になります!
僕はいつも上下左右に真っすぐか、
対角線上に伸びているように撮ってます!
道路を主題にする場合は、どのように構図に取り入れるか重要になります。
基本は、真っ直ぐか対角線がおすすめです。
ですが、まずは綺麗だなと思った場所を撮ってみましょう!
構図については、こちらの記事で紹介しています。
>>構図とは|かっこいい写真を撮る10個の方法
主題となる建物を決める
夜景撮影は、観察がとても大切(楽しい)です!
道路もそうでしたが、建物も同じぐらい重要です。
印象的な建物はないか、綺麗に並んでいる建物はないか。など探してみると主題が見つかります!
気になる建物が見つかったら、道路や電車(線路)と一緒に撮れないかをフレーミングしてみましょう。
その時に構図を意識できるとより良いです!
全体のバランスを整える(四隅を意識)
ここまでで、撮影する被写体は決まりました。
最後に、写真に不要なもの・主題より目立ってしまうものがないかを確認しましょう。
不要な物が写ってしまうなら、ズームしたり角度を変えてみましょう。
主題ができるだけ引き立つように調整しましょう!
シャッターを押すタイミング
夜景撮影にもシャッターチャンスがあります!
例えば以下のようなタイミングです。
- 信号が青に変わったタイミング
- 電車が走るタイミング
簡単に言うと、光が動くタイミングを狙うってこと。
夜景撮影は光の動きがすごく重要です!
信号が青に変わったタイミング
信号が青になると車が走り出します。
車の動いた軌跡を撮影するために、信号が青に変わったタイミングを狙いましょう。
既に青の場合も良いですが、途中で赤に変わって車が止まってしまう可能性があります。
そのため、綺麗な軌跡を撮りたい場合は青に変わった直後を狙うのがおすすめ!
電車が走るタイミング
電車は数分に1本しか走らないので、電車の軌跡を撮りたい場合はその1回を逃せないですね。
さらに、上り下りの電車が交差するタイミングはより貴重なので絶対逃さないよう注意しましょう!
何分に1本ぐらいかを確認しとくと、シャッターチャンスを逃しにくいのでおすすめです。
夜景の撮影でのお役立ちアイテム
それでは、夜景撮影の時に役に立つアイテムを必須度と共に紹介したいと思います。
- 三脚 必須度:★★★★★
- レリーズ 必須度:★★★★
- 忍者レフ 必須度:★★
三脚
長秒露光を行う夜景撮影に三脚は必須です!
三脚を持っていない・使用が禁止されている場合はカメラを台に置くなどして対応しましょう。
展望台は三脚の使用が禁止されている場所もあるので事前に確認しましょう!
どうしても手持ちで撮影する場合は、シャッタースピードを速くしましょう。
手ブレしないシャッタースピードは「1/焦点距離」です。
- 50mmの焦点距離:1/50秒以上
- 100mmの焦点距離:1/100秒以上
レリーズ
カメラによっては、スマホでシャッターを押せる機能がありますが、それにはデメリットがあります。
- 通信が上手くいかず、シャッターチャンスを逃す可能性がある。
- スマホといちいち連携しなければいけない。
- スマホの充電を消耗し、充電が切れたら使えない。
それほど高価なものではないので買っておくことをおすすめします。
レリーズを持っていない、忘れてしまったという場合にも対処方法はあります!
>>おすすめレリーズはこちらで紹介しています!
レリーズがない場合は、セルフタイマーを活用
本体のシャッターを押す時のブレを抑えるのであれば、セルフタイマーでも十分カバーできます!
ですが、レリーズを使う方が圧倒的に楽ですし、時間の節約にもなります。
レリーズはメーカーによって対応機器が異なりますのでご注意ください!
おすすめは、純正品かロワジャパンのレリーズです。
信頼できるメーカーなので安心です。
忍者レフ
そもそも忍者レフというのは、レンズに付ける黒い板のことです。
こんな感じで使います。
写真に人の影とか蛍光灯の光が入ると、それだけで失敗写真になってしまいます…
ですが、忍者レフを付けることで、ガラスに反射した写り込みを防ぐことが出来ます!
黒い服で代用できますが、それほど高価ではないので1つ持っておきましょう!
非常にコンパクトで軽いので、持ち運びには困りません。
僕が実際に使っているのはこちらです!ご参考までに。
リーズナブルで必要な機能は備えています!
まとめ
今回は、展望台からの夜景撮影のポイントを紹介してきました。
僕はすごく夜景が好きで、初めて撮った時は凄く感動したのを覚えています。
こんなに綺麗に夜景が撮れるのか!と思いここでようやくスマホと
一眼レフの圧倒的な差に気付きました。
カメラ初心者の人は、是非一度夜景を撮りに行ってみてください。
一眼レフカメラの価値に気付けると思います!
そんじゃまた!
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